GREENHONE/ALFIE

THE ALFEE( ジ・アルフィー ) GREENHONE/ALFIE歌詞
1.青春の記憶

作詞:松本隆
作曲:筒美京平

君は忘れてしまったの
野ざらしにした自転車を
二人の愛を乗せていた
ペダルも赤く錆びついた
小さな愛で ふくらむ胸を
背中に感じたあの幸せも ルルルー
みんな昨日に 飛びすぎてゆく
君にとって僕はもう
想い出のひとつに過ぎないの

いつも家まで送ったね
小石だらけの細い道
ハンドルさばきへたな僕
いつも悲しみまっしぐら
倒れた車輪が クルクルまわる
短い時間のあの口づけも ルルルー

みんな昨日に 飛びすぎてゆく
君にとって僕はもう
想い出のひとつに過ぎないの


2.真夏の夢

作詞:松本隆
作曲:筒美京平

そんな悲しげな 微笑を
君はいつの間におぼえたの
きれいだったのに 長い髪
誰のために切ってしまったの
二十才になる日を待って
嫁ぐ君に思い出は
じゃまなだけだね
涙がひとすじ僕のため
泣いてくれるのかありがとう
君と過ごした最後の夏が
海に沈むよ
夕陽のようにもえる心と
うらはらに
まずしくてもいい幸せと
誓った言葉も夢だった

Tシャツをぬいで
花嫁衣装を着れば
君は手のとどかないひと
学生の僕は今はただ
幸せにというしかないよ
真夏の夢はさめてしまった
さみしい海辺で
波もしずまるこの悲しみと
うらはらに
卒業するまで待ってると
約束したのに嘘だった


3.心の扉

作詞:松本隆
作曲:筒美京平

話すとき眼をそらす
きみは何か かくしているね
くちべにかえたね
気になるよ 些細なことが

愛はいつのまにか 扉とざしていた
いまのくちづけさえ 何故か悲しすぎるよ
くちびるの つめたさが
愛の終わり 告げる

何気ないためいきが
ぼくの胸に 傷をつけるよ
愛した日々さえ
想い出に なれば淋しい

愛はいつのまにか 扉とざしていた
いまの指切りさえ いつか心変わるよ
指さきの つめたさが
愛の終わり 告げる

愛はいつのまにか 扉とざしていた
いまのくちづけさえ 何故か悲しすぎるよ
くちびるの つめたさが
愛の終わり 告げる


4.危険なリンゴ

作詞:松本隆
作曲:筒美京平

君と瞳があえば 僕の心が乱れるよ
そよ風に髪が甘えて そっと腕にからむ
指をふれればすぐに
こわれそうな身体なのに
危ない瞳 僕を狂わす

色づく季節に 君は
いつの間にか 女
化粧落とした 君のほほが今
赤くもえている
色づく季節に 君は
いつの間にか 女
髪をほどいた 白い肩に今
そっとくちづけた

君を傷つけまいと じっと心をおさえて
甘い息使いやさしく 僕の胸にふれる
君のやわらかい髪
顔をうずめればリンゴの
危ない香り 僕を狂わす

色づく季節に 君は
いつの間にか 女
化粧落とした 君のほほが今
赤くもえている
色づく季節に 君は
いつの間にか 女
髪をほどいた 白い肩に今
そっとくちづけた


5.一年目の春

作詞:三宅康夫
作曲:坂崎幸二

風の便りも ないけれど
君は今 元気でいるのか
ただ一枚の 小さな手紙 残したままで
一年たつのが なぜこんなに早い
僕の愛を 伝えられずに

僕の肩に よりそって
なれない手つきの ボタン縫い
そんな君が 出て行った特 初めて感じ
この悲しみだけが 僕から離れずに
一年の春は 過ぎて行く

去年のカレンダー 見つめて
いつも君を 思うのさ
見つめて二人 口づけたこと わすれはしない
今もまだこの胸に 残された愛は 変わらぬまま
いつも春は 通り過ぎる


6.卒業

作詞:高見沢俊彦
作曲:高見沢俊彦

静かに季節が 心のページを
めくりながら 過ぎてゆきます
走馬灯の中で 微笑むあなたに
目頭押さえ 涙ぐみます
雪化粧 まぶしい山で
若い命 燃やし尽くした
膝を抱いて 目を閉じれば
胸が痛みに 震えています

アルバム開けば 二人の青春
幸せだけが 焼きついてます
深い雪が 二つの人生
しまい込むように 埋ずめてしまいました
春には 卒業します
あなたの愛 すべて一緒に
膝を抱いて 目を閉じれば
胸が痛みに 震えています


7.夏しぐれ

作詞:松本隆
作曲:筒美京平

君の置き手紙 また読みかえし
ふと見る外の雨
さよならしるして ふるえた文字が
何故だかせつなくて

涙滲んだ文字が読みとれない
ぼくはくちびる噛んで
ひとり耐える ああ

白い便箋に淋しいきみの横顔眼に浮かぶ

きみの哀しい気持ちつたえるように
乱れ髪のような雨 胸にしみる ああ

雷鳴が響けば ふるえてすがる
あどけないきみだった
春夏秋冬と 暮した日々の
想い出がかけめぐる

ラララ… ラララ…
ラララ… ラララ…

涙滲んだ文字が 読みとれない
ぼくはくちびる噛んで
ひとり耐える

きみの哀しい気持ちつたえるように
乱れ髪のような雨 胸にしみる

乱れ髪のような雨 胸にしみる


8.ロマンス・レイン

作詞:高見沢俊彦
作曲:高見沢俊彦

激しい雨に 打たれながら
乱れた髪に しずく光る
何故に そんなに君は
淋しく うつ向く
傘さえ持たず 交差点
触れ合う 肌と肌
悲しみ走る
涙一粒
寒い雨に溶けてゆく

めぐりめぐる 回転木馬
逃げる夢を 乗せて回る

うつろな瞳 口紅光る
戸惑う心 ゆれる気持ち
涙一粒
乾いた 心にしみわたる
シャラララ………


9.ひとかけらの純情

作詞:有馬三恵子
作曲:筒美京平

いつも雨降りなの
二人して 待ち合わす時
顔を見合わせたわ
しみじみと 楽しくて
あの恋のはじめの日を
誰かここへ 連れてきてほしいの
あの燃える目をしていた
熱い人に もう一度逢いたい

いつもレクイエムを
あの部屋で 聞かされたのね
ぎこちない手つきの
お茶にさえ ときめいて
なぜ思いがけない時
さめてゆくの あんなにも愛して
まだ信じられないのよ
貴方からの つらそうなさよなら

何も実らずに いつも終るのね
若い涙一つ二つ 今はいいけど

あの恋のはじめの日を
誰かここへ 連れてきてほしいの
あの胸のうずくような
恋をしてる 人にならわかるわ
恋のはじめの日を
誰かここへ 連れてきてほしいの
恋のはじめの日を
誰かここへ 連れてきてほしいの


10.水いらずの午後

作詞:松本隆
作曲:筒美京平

水いらずの午後に きみは
頬に涙 つたえる
風も凪いでしまったのに
吹き抜けるよ 哀しみ
何故 きみは 愛のこと話すたびに
淋しい笑顔 はぐらかすの
せめて 今夜だけは
きみと 寄りそいたい
肌が寒い季節だから

熱い紅茶 啜りながら
きみの気持ち 読みとる
雪のように舞う言葉に
何をたくし 話そう
何故 愛は手にのせた雪のように
こんなにせつなく 消えてしまう
せめて 今夜だけは
きみと 寄りそいたい
肌が寒い季節だから


11.白いハイウェイ

作詞:松本隆
作曲:筒美京平

白い国道 歩いていた
バラを胸に 抱きしめて
田舎の町を めざしてぼくは
歩いていたんだ ルルル………
長い旅路の その果てで
風にただよう 幸わせは
見ないふりして 歩いていた
白い白い ハイウェイハイウェイ

いつか行きたい ニューヨークへ
ネオンの中を さまようの
鎖をとかれた 若者たちと
話をしたいのさ ルルル………
長い旅路に つかれても
ミルク色した 霧の中
ぼくはなぜだか 歩いている
白い白い ハイウェイハイウェイ


12.ウエイト・アローン

作詞:松本隆
作曲:筒美京平

汽車を待つ人 春を待つ人
愛を待つ人 あなたを待つ私には
今 心を充たす ささえもないわ
夢の中では 髪をなびかせ
丘を駈け降り 胸を開いて
あなたのもと ただひたすらに 幸せなのに
何が二人を かえたのかしら
くやしいけれども くやしいけれども
訳が知りたい
許される わがままだけど

冬の海辺を ひとり歩けば
つのる淋しさ あなたを待つ私には
今 心を充たす 言葉もないわ
何が二人を かえたのかしら
くやしいけれども くやしいけれども
訳が知りたい
許される わがままだけど

船を待つ人 雨を待つ人
便り待つ人 あなたを待つ私には
今 心を充たす 言葉もないわ